繊維芽細胞;
赤ちゃんの肌がふっくらしているのは??
私たち大人のお肌と比べて、赤ちゃんのお肌はふっくらとしたやわらかさを持っていますよね。そのひみつは、お肌の表面上の美しさというよりむしろ、肌内部にある真皮にあります。
真皮では、お肌にしなやかな弾力を与えるコラーゲンやエラスチン、みずみずしい潤いを保つヒアルロン酸など、美肌に関わる成分が多くつくられています。こうした美肌成分の生成に深く関わっているのが「線維芽細胞」です。 赤ちゃんはもとより、お肌が若々しいと言われる人は、真皮にコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が多く存在しています。それは、肌内部の線維芽細胞が活発に働いていて、美肌成分を豊富に生成しているためです。
繊維芽細胞の働きを守って、若々しいお肌に!
では、線維芽細胞の働きが弱くなると、どうなるでしょうか?真皮の美肌成分が減少するため、しわやたるみといった現象が現れてきます。線維芽細胞が弱くなる原因はいろいろありますが、主にお肌の酸化が深く関わっていると考えられています。お肌の酸化とは、紫外線やストレス、加齢などにより、肌内部で活性酸素が増える現象です。その活性酸素が線維芽細胞にダメージを与え、美肌成分を生成する働きを弱めてしまうのです。
たとえばヒアルロン酸は、大人になると赤ちゃんの頃と比べて約4分の1まで減ってしまうと言われています。 また、紫外線のUVーA波を長年浴び続けた線維芽細胞は、真皮の美肌成分を分解する酵素を過剰に分泌します。そのため、お肌に弾力を与えているコラーゲンやエラスチンの働きが弱まり、深いしわやたるみを招いてしまいます。これが、紫外線による光老化の正体です。
真皮をすこやかに保つために、まずできることが紫外線から守るお手入れです。きちんと続けることで、10年先、20年先のお肌が変わってきますので、ぜひ、毎日のケアを心がけてください。 バランスのよい食事や、十分な睡眠をとられていない方も注意が必要です。線維芽細胞を疲労させて、細胞のひとつひとつに栄養がいきわたりにくくなり、お肌のハリやつやが失われることがあります。ぜひ、毎日の生活を少しだけ見直して、お肌を真皮から元気にしてあげましょう。
お肌を守るポイントは;
1.外線から守る日焼け止めは、UV-A波を十分カットできるPA++以上を。
2.お肌のハリを支える線維芽細胞の働きを、スキンケアでサポートしましょう。
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